ベーターカロチンをサプリメントで摂る際の注意/眼精疲労・疲れ目解消の知恵辞典

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ベーターカロチン

◆ベーターカロチンをサプリメントで摂る際の注意
ベーターカロチンに関しては、さまざまな研究機関がその効能について調査結果を発表してきた。

*ジョンズ・ポプキンズ大学*
25000人以上を対象に、10年以上にもわたり血液標本を分析した調査結果により、ベーターカロチンの濃度が低かった被験者は、肺ガンにかかる割合が4倍も高かった。

*ウエスタンエレクトリック社*
19年間、従業員の健康状態を調べたところ、カロチンの摂取量が少ない喫煙者の肺ガン発生率は、カロチン摂取量の多い喫煙者よりも7倍も高かった。

*アルバートアインシュタイン医科大学*
カロチンの摂取量の少ない女性は、子宮頸ガン発生率が3倍も高かった。

*ハーバードメディカルスクール*
毎日15〜20mg以上のベーターカロチンを含む食品を摂取していた女性は、6mg未満しか摂取しない女性に比べて、脳卒中の発生率が40%、心臓発作の発生率が22%少なかった。

こうした研究結果が続々と発表されるにつれ、ベーターカロチンのサプリメントの常用者も激増した。

ところが1994年に、フィンランドで行われた研究がベーターカロチンのサプリメントを常用する喫煙者が、実際には肺ガンになりやすいことを明らかにしてから、状況は一変する。

更にアメリカでの研究でも、毎日30mgのベーターカロチンをサプリメントで摂取している喫煙者のほうが肺ガンになる確率が30%も高いという結果が出た。

その他、ベーターカロチンを一日20mgを5年〜八年摂取することにより、前立性ガン、脳出血、心臓血管病のリスクを高めるとの報告もある。

更に、手術直前及び術後にはベーターカロチンサプリメントは、血管形成術後の患者に悪影響を及ぼす可能性があることも指摘されている。

実は、ベーターカロチンを摂りすぎると、それが持つ抗酸化物質としての作用ではなく、酸化剤として作用が表れることがわかったのである。

ベーターカロチンは、フリーラジカルを見つけると、一個の電子を与えて、フリーラジカルを中和する。しかし、その結果、ベーターカロチン自身がフリーラジカル化する。

通常は、電子を一個失ったベーターカロチンは、その他のビタミンEやビタミンCにより中和されるので、問題にはならない。

だが、喫煙者のように血中にビタミンCが少ない者が、ベーターカロチンだけを大量にとると、ベーターカロチンが中和されずに体内にとどまることになり、逆に体内の酸化がすすんでしまう。

これらのことを考えると、サプリメントでベーターカロチンを大量に摂ることは一定のリスクがあり、避けた方が、賢明ということになる。

ベーターカロチンは食物から摂るべきである。

ベーターカロチンを含む食物には、必ずビタミンEやCが含まれているので、食物から摂る分には問題がない。

ベーターカロチンの摂取の目安は、1日に20〜25mgである。
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