白内障の治療方法/眼精疲労・疲れ目解消の知恵辞典

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白内障とは

◆白内障の治療方法
(1)目薬による治療

初期の段階では、点眼薬や内服液を使い、進行を遅くする治療が施される。

白内障の治療の目薬として、ピレノキシンやグルタチオンがある。

1)ピレノキシン(製品名;カタリン点眼、カリーユニ点眼、ピレキロン点眼) 
初期の老人性白内障の症状の進行を抑える。

2)グルタチオン(製品名;イセチオン点眼、グルタイド、グルタチオン、タチオン、ノイチオン、ピネチオン他)
初期の老人性白内障の発症・進行を防ぐ。

但し、目薬では進行を遅らせることはできても治すことはできない。
症状がかなり進んだ場合は手術を行うしかない。

(2)手術による治療

平成に入って、劇的に進化を遂げたのがこの白内障の手術である。
以前は、眼球に10ミリほどの切り口をあけ、苦労して水晶体の中身を取り出していた。
切り口の縫合も大変であった。
患者も一週間は眼帯をし、手術後も分厚いレンズの眼鏡をかけなければならなかったり、強い乱視になったりした。

しかし、今では下記のように進化している。

白内障の手術は水晶体を包む嚢に丸く穴を開け、中身をきれいに取り除き、かわりに眼内レンズ(人工水晶体)レンズを入れる。
水晶体は現在では、超音波で砕きながら吸引して取り除く方法(超音波乳化吸収術と呼ばれる)が一般的である。
眼内レンズは、見た目も自然で、一度入れてしまえば異物感や痛みもなく、出し入れの必要もない。

次に水晶体を包む膜の中に、インジェクターなどを使って、折り畳んだ眼内レンズを切開口から挿入する。折り畳んだ眼内レンズは中で元の大きさの直径6ミリに広がり、手術は終了。
おおよそ1時間弱の手術である。日帰り手術をも可能であるが、安全を考えて2泊3日の入院で行う場合もある。
高齢者の場合には手術や術後も不安という方が多いので、基本的には2泊3日が勧められている。

手術は局所麻酔で行われる。眼球の上部の角膜(黒眼)と結膜(白眼)の境界にそって2.5〜3ミリ切開する。切開口から超音波ハンドピースのチップを入れて白濁した部分を乳化させて吸引する。
縫合は不要で、翌日には見える。

眼内レンズには技術革新がみられる。

・単焦点眼内レンズ
現在、一般的に使用されているのは、「単焦点眼内レンズ」である。これは1つの距離にしかピントピントを合わないため、術後は眼鏡が必要となる。眼内レンズは、自分の生活にあったピントに設定して埋め込むので、その他の位置のピントを合わせるために眼鏡をつくることになる。
眼鏡は、眼の状態が落ちつく術後1〜2カ月以降に作ることになる。

・多焦点眼内レンズ
遠近ともに見えるのが「多焦点眼内レンズ」である
これであれば、白内障の術後は眼鏡は不要だが、多少ピントは甘い。また、保険適用外である。
高齢者は単焦点レンズが一般的であるが、若い人は調節力があるので多焦点レンズがベターと言える。
従来は、乱視があると多焦点眼内レンズはうまく機能しなかったが、乱視矯正可能なトーリック多焦点眼内レンズが最近は使えるようになった。

白内障の手術は、現在、きわめて一般的なものとなっており、年間50万件以上行われている。

但し、眼内レンズの交換が必要となったり、メガネやコンタクトレンズでも矯正不可能なほど視力が低下している場合や、まれに重度の糖尿病の場合は行うことができない。

【白内障の手術適用外のケースについて】
・メガネやコンタクトレンズでも矯正不可能なほど視力が低下している場合
・網膜に障害がある場合
・網膜色素変性症の場合
・糖尿病の場合

・コラム
・用語
・参考文献
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