パソコンから目を守る
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◆パソコンは目の最大の敵 |
パソコンほど目に悪いものはない。
パソコンをしている間、目は常に強い光源に照らされる。例えば、電球を近距離でしばらく見つめていたら、目はどうなるだろうか? もっと極端なことを言えば、太陽を直接、目で見たらどうなるだろうか?
太陽を見続けたら、目はたちまちやられてしまうだろう。
パソコンとて同じである。長時間、パソコンの画面を見続けていたら、着実に目は破壊されていく。目にとってパソコンはまさに百害あって一利無しである。
パソコンの画面からは紫外線もでていれば、青色光も出ていれば、電磁波も出ている。まさに目を破壊するマシーンである。ドライアイもパソコンをはじめてからなったという方が圧倒的に多い。
されど、現代社会では、パソコンなしでは生きていけないのも事実である。事務職をしようが、工場に勤めようが、必ずパソコンを相面体することになる。そして家に帰っても、またパソコンである。
私も目に悪いから早く切り上げなくてはと思いながら、仕事に、趣味にパソコンをしている。そして案の定、目の痛みに頻繁に襲われ、下手したら2日や3日も苦しむことになる。
しかしそれでもパソコンは止められないし、止める訳にはいかない。
パソコン無しの世界には、私たちはもう生きていけない。パソコンから逃げられない以上、パソコンからできるだけ目を守る心掛けが重要となる。 |
◆目に優しいモニターを選ぶ |
パソコンから目を守る最初は、モニター選びからである。
最近の液晶のモニターはやたらとまぶしすぎる。これは大変、目に悪いし、目の疲れも激しくなる。
特に、弱った目には、最近の明るい液晶は、すぐさま脳天を貫くような目の傷みをもたらすこともある。
そのような液晶は、いくら輝度を調整しても限界がある。
まずはパソコンを選ぶ際に、できるだけ発光の弱いものを選ぶことが重要である。ノート型のやや画面の小さいものや、まさに事務用としての使用のみを念頭に置いたようなパソコンには、まれに、そのような発光の弱いものがある。
そしてそのようなパソコンを選んでも、やや明るすぎると感じたら、輝度を調整する。EIZOの資料によると、モニターの明るさは手元の紙の明るさに会わせるとベストと書かれているが、光に対して抵抗を失っている弱った目には、更に落とした方がいいだろう。
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また、紫外線予防、電磁波カットのOAフィルターをモニターに貼ることもお忘れなく。
OAフィルターには色々なものがある。
私も色々と試してみたが、私のように相当程度疲れ目(眼精疲労)がひどい方には、エレコム:アイバリアーがお勧めである。のぞき見防止機能を謳うOAフィルターであるが、これを使うと目の痛みの発生がその他の製品よりもかなり抑えられるように感じている。
おそらく、斜めから目に飛び込んでくる余計な光がカットされている分、目が浴びる光の絶対量もぐーと抑えることができるせいであろう。
特に目の痛みまでは発生しないという方でも、紫外線防止の液晶保護フィルムは目の健康維持のためには必需品であろう。
低価格でさまざまなものが発売されている。
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・アイバリアを正面から見たところ・ |
・斜めから見るとこの通り真っ黒 |
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◆その他ーワープロの背景は白か黒か? |
私はワープロソフトは日本語ワープロ「一太郎2009」 を使用している。
理由は、文字の大きさを手軽に拡大できたり、背景を白とブラックに変えたりできるからである。
ワープロを打つ際には、バックは白がいいか黒がいいかという話しがあり、通常は白の方が目が疲れにくいと言われているようである。
理由は、白の方が周囲の明るさに近いからということらしい。
確かに、周囲の明るさとモニターの明るさは同じ程度のほうが、瞳孔の開きが一定で疲れにくいということはあるだろうと思う。
だが、私はワープロの使用においては、黒バックを好んで使っている。
それは、できるだけ目に入る光量を減らした方が、目の健康にはいいと考えているからであるし、実際、目の痛みもその方が発生しにくいと感じている。
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ワープロの背景を黒に |
・自由自在に拡大表示もできて目に優しい |
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◆電磁波にも要注意 |
あらゆる電気製品は、電磁波を発生している。
電磁波は電場と磁場の周波数の変化が波動として伝わるものである。周波数の高さにより放射線、紫外線、可視光線、赤外線、電波に分類されるが、通常、電磁波といえば、紫外線、可視光線、赤外線より周波数の低い電波のことを指す。
電磁波は私たちの身体にもさまざまな影響を与えているとされており、ガン、脳腫瘍、白血病、不妊、異常出産の原因となるとも言われているが、目にもダメージを与えることがわかっており、白内障を引き起こす原因の一つとも言われている。
特にパソコンからの電磁波に目長時間さらされることはリスクが高いので、そういう観点からも液晶保護フィルム(電磁波カットの機能も通常はついている)、やOAサングラスをできるだけ使用したい。 |
なお電磁波が出ているかどうかを簡単に測定できるグッズの多数ある。
私も使用しているが、これを使用すれば至るところに電磁波の危険が潜んでいることがよくわかる。 |
◆アスタキサンチンを摂ろう |
私が色々と試してみた経験では、パソコンによる目の痛みに最も効果があるのは、アスタキサンチンを豊富に含む鮭ー特に鮭の一種である生サーモンである。(詳しくは、鮭の欄を参照してほしい)
スーパーのお総菜コーナーには必ずサーモンの刺身やブロックがあるので、パソコンによる目の痛みに困っている方は一度、試してもらいたいと思う。
特にサーモンは、長時間パソコンを利用する方には、是非、お勧めしたい食材である。その効果はサーモンのところでも述べているが、パソコンによる眼の痛みの発生を予防するのに効果がある。
また、日頃から、玄米を食べたり、ニンジンや緑黄色野菜をできるだけ摂ることをお勧めする。
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