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活性酸素

◆活性酸素
フリーラジカルとも呼ばれる。

アメリカのネブラスカ大学のデナム・ハーマン博士が発表した学説が元となっている。

1950年代、ハーマン博士は放射線を照射されたマウスの老化が急速に進行し、短命に終わることから、”動物の体内には組織を破壊する力をもつ遊離基(フリーラジカル)があり、放射線はそのフリーラジカルを活性化させるのではないか”と考えた。

当初はさほど関心をもたれなかったこのハーマン博士の学説であるが、1969年に細胞内にスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)という酵素が発見されると、俄然、注目を集めるようになった。
SODはスーパーオキシドというフリーラジカルの一種を破壊する機能をもっており、こうした酵素の存在こそがフリーラジカルの危険性を裏付けているのではないかと考えられたのである。

その後、フリーラジカルの生体内での存在が立証され、フリーラジカルは心臓病、がん、その他多くの生活習慣病(成人病)の主な原因として考えられるようになった。

活性酸素には、細菌の細胞膜を破って殺すという殺菌効果もあるが、過剰になると多くの病気の原因となる。

現在では、活性酸素が私たちの病気の9割以上に関係していると考えられており、目の障害眼病にも大いに影響している。

すなわち、目の健康を維持にするには、目を活性酸素の害から守ることが重要となる。
◆活性酸素の発生原因
私たちの身体を作っている細胞は、酸素を利用してエネルギーを作るミトコンドリアと呼ばれる小器官が備わっている。ここでは、ブトウ糖などが酸素と反応して燃焼し、私たちの生命活動に欠かせないエネルギーが作られている。

但し、その際に利用された酸素の2%が活性酸素となる。

活性酸素には、スーパーオキサイドラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類がある。

スーパーオキサイドラジカルは、私たちの身体が呼吸から酸素を取り入れる際に、発生するものである。私たちの身体の細胞内にあるミトコンドリアは酸素とグリコーゲンからエネルギーを産出するのであるが、その際に副産物としてスーパーオキサイドラジカルが発生する。

一重項酵素は、私たちの身体が太陽光線の中の紫外線にさらされることにより発生する。一重項酸素は、コラーゲンやコンドロイチン、ヒアルロン酸などを変性し、肌の張りを損なわせ、シワの原因を作ると考えられている。

過剰な運動やストレス、喫煙、医薬品、農薬や食品添加物、ストレスによっても活性酸素は発生するとされている。

日光やX線、オゾンのような環境汚染も活性酸素発生のひきがねとなる。
◆活性酸素の目に及ぼす影響
私たちの体の中に発生した活性酸素は、私たちの正常な細胞を酸化し、傷つけるが、目の疾患にも、活性酸素が深く関わっていると考えられている。

目が紫外線や可視光線にさらされると、活性酸素が発生し、目の細胞を傷つけることになる。

水晶体は血管が通っていないため、その分、酸化されやすい傾向にあり、水晶体が活性酸素の攻撃を受けると、水晶体の中にあるクリスタリンというタンパク質とヒアルロン酸というアミノ酸の結合体が酸化され、傷ついてしまう。
その結果、水晶体が濁る、いわゆる白内障を引き起こすことになる。

また、黄斑変性症は網膜に含まれる脂質が活性酸素によって酸化した過酸化脂質によって黄斑部が変性することが、その発症のの引き金になるとも考えられている。

その他、緑内障も同様、何らかの形で活性酸素が引き金になっているとする見解も唱えられている。
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